広島のデパートまとめ
広島の発展とともに人々の衣食住を支えてきたデパート。
戦前からあった福屋に加えて、戦後には天満屋が開店し、1970年代には、三越、そごうなどの全国区のデパートも開店しました。
多くの新しい建物の建設が進む現在でも、デパートは広島市内のシンボル的な立ち位置となっていますね。
今回はそんな広島市内にあるデパートを紹介します。
広島市内にあるデパート
そごう広島店
そごうは1830年に大阪に開業した「大和屋」が起源といわれています。
そごう広島店は、1974年10月10日に広島市中区基町に開業しました。ビル内にバスセンターを設けた商業ビル「広島センタービル」として、アクア広島センター街と同時に開店しました。
外観は鯉のウロコをイメージしたデザインが特徴的です。
屋上には広島市内で最後まで営業を続けた屋上遊園地が存在していましたが、2011年に閉鎖されました。
地下2階は、地下街シャレオとつながっています。
本館と新館がありますが、新館は、本館のオープン20周年を迎えた1994年4月に開店しましたが、賃借契約が満了を迎えることを理由に2023年夏に閉館しました。2023年秋に全面リニューアルが予定されています。
そごう広島店
住所:広島県広島市中区基町6-27
公式サイト:https://www.sogo-seibu.jp/hiroshima/
営業時間:10:00〜19:30 詳細はこちら
アクセス/駐車場:https://www.sogo-seibu.jp/hiroshima/access_info/
広島三越
三越は、1673年に創業した越後屋が起源となっています。
広島三越は、1973年4月8日に広島市中区胡町の中国新聞文化事業社ビルに開業しました。
広島市にはじめて進出した全国区の百貨店でもあります。
店舗の入り口に設置されているライオン像が特徴的です。
住所:広島県広島市中区胡町5-1
公式サイト:https://www.mitsukoshi.mistore.jp/hiroshima.html
営業時間:10:30〜19:30
アクセス/駐車場:https://www.mitsukoshi.mistore.jp/hiroshima/access.html
福屋 八丁堀本店
福屋は、1929年に広島市八丁堀に誕生した、広島初のデパートです。
広島市中区に本社を置いています。
昭和の時代から、広島の憩いの場として親しまれてきました。
1945年8月6日に原爆の被害を受け、被爆建物となりました。
その後、廃墟の中から再建し、広島と共に発展してきました。
2016年には、屋上が「パブリックガーデン 八丁堀SORALA」としてリニューアルし、ゆっくり過ごせる憩いの場になっています。
また、2019年には90周年を迎えました。
住所:広島市中区胡町6-26
公式サイト:https://www.fukuya-dept.co.jp/honten/
営業時間:10:30〜19:30
アクセス/駐車場:https://www.fukuya-dept.co.jp/honten/access/
福屋 広島駅前店
福屋 広島駅前店は、福屋が70周年を迎えた1999年に開店しました。
JR広島駅前再開発の先陣をきって登場し、広島駅のランドマークとなりました。
住所:広島市南区松原町9-1
公式サイト:https://www.fukuya-dept.co.jp/ekimae/
営業時間:10:30〜19:30
アクセス/駐車場:https://www.fukuya-dept.co.jp/ekimae/access/
広島にかつて存在したデパート
今は存在しませんが、多くの人の思い出と心に残り続けるデパートを紹介します。
天満屋 広島八丁堀店(1954〜2012)
天満屋は1829年に開業した小間物店が起源となっています。
その後1925年から岡山唯一の百貨店として発展し、1954年に広島八丁堀店が開店しました。
天満屋 広島八丁堀店は、2010年には全国で2店舗目となる大型書店「丸善&ジュンク堂」も誘致し、集客に力を入れていましたが、2012年に閉店しました。
現在は、天満屋八丁堀ビルとして、1階から6階が「LABI 広島店」、7階と8階が「丸善&ジュンク堂」となっています。
天満屋 広島緑井店 (1972~2022)
天満屋 広島緑井店は、1972年に広島市安佐南区の緑井に開店し、25年間愛されていましたが、2022年6月30日に閉店しました。
現在は、株式会社フジ・リテイリングが運営する「ラクア緑井」に生まれ変わっています。
天満屋 広島アルパーク店(1990〜2020)
天満屋 広島アルパーク店は、1990年に広島市西区に開店し、29年間愛されていましたが、2020年に閉店となりました。
現在は、アルパークの西棟として生まれ変わっています。
そごう広島店 新館(1994~2023)
そごう本館の開館20年後にオープンした新館ですが、2023年8月31日に29年間の営業を終え、閉館となりました。 建物の賃借契約の満了による閉館となり、新館の一部は本館に移動して営業を続けます。
まとめ
人々の衣食住を支え、愛されてきたデパート。
近年、時代の変化と共に閉店が相次いでいますが、別の形として生まれ変わっているところもあります。
また、リニューアルを予定しているデパートもあります。
形は変われど、人々に愛される存在として、今度もデパートは残り続けるのかもしれませんね。