【徹底比較】広島銘菓「生もみじ」と「桐葉菓」の違いとは?

桐葉菓と生もみじ
もちもち食感が魅力の広島銘菓「生もみじ」と「桐葉菓」
どちらも多くの人に親しまれている広島のスイーツですが、この2つの銘菓が似ていると思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな2つの銘菓を比較し、違いをまとめてみました。
目次
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桐葉菓(とうようか)とは?

桐葉菓
桐葉菓は、もみじ饅頭の老舗であるやまだ屋が作っている銘菓です。
桐葉菓は、広島の茶道の宗家上田流宗匠の指導のもと1997年に誕生しました。
2002年には和菓子のオリンピックとも言われている全国菓子大博覧会にて、最高賞である名誉総裁賞を受賞しています。
また2012年には、特に優れた広島の特産品を認定するザ・広島ブランドに認定されました。

生もみじとは?

生もみじ
生もみじは、もみじ饅頭の老舗であるにしき堂が作っている銘菓です。
生もみじは、2009年に誕生しました。
2013年には、全国菓子大博覧会にて、橘花栄光賞を受賞しています。
また2021年には、ザ・広島ブランドに認定されました。

桐葉菓と生もみじどっちが先に誕生した?

桐葉菓と生もみじでは、桐葉菓の方が先に誕生しました。
桐葉菓は1997年に誕生し、生もみじは2009年に誕生しています。

桐葉菓と生もみじの違い

生もみじと桐葉菓は、もちもち食感であんこが入っているお菓子という点で似ていますが、製造メーカーが違う別のお菓子です。
以下に違いをまとめてみました。
名称桐葉菓生もみじ
メーカーやまだ屋にしき堂
見た目座布団のような形に桐の焼印のっぺりとしたもみじ型に鹿の模様
生地もち粉もち粉、米粉
中の餡こし餡と粒餡の合せ餡粒あん/こしあん/抹茶餡
1個あたり重量52g49g
桐葉菓と生もみじの見た目
まず、見た目は、桐葉菓が座布団のような形なのに対し、生もみじはもみじっぽい形になっています。

桐葉菓には、菓名の由来となった上田宗家の家紋である「桐」の焼印がついていて、生もみじには、世界遺産の宮島の「鹿」の模様がついています。

断面は、それぞれ以下の写真のようになっています。
桐葉菓と生もみじの断面
生地はどちらももちもち食感ですが、桐葉菓ではもち粉100%を使用しているのに対し、生もみじではもち粉と米粉を使用しています。

桐葉菓のラインナップは、一種類のみで、中の餡は、こし餡と粒餡の合せ餡となっています。
生もみじのラインナップは、3種類となっており、粒あん/こしあん/抹茶あんがあります。

一個あたりの重量は、桐葉菓は、52gで、生もみじは49gでした。

味の違いは?

今回は、桐葉菓と、生もみじのこし餡を食べ比べてみました。
同じもちもち系というイメージでしたが、実際に食べ比べてみるとかなり違いがありました。

生もみじは、生地と中のこし餡が一体化し、ねっとりとした食感が印象的でした。生もみじには、こし餡とつぶ餡、抹茶の3種類がありますが、こし餡には、柚ペーストが入っているためか、柚子の風味が感じられました。

桐葉菓は、生もみじよりも、生地とあんこの食感の違いがはっきりしていて、もちもちとした弾力のある生地が印象的でした。あんこは粒あんとこし餡の合わせ餡になっていて、ほどよい甘さで小豆の風味も感じられる味でした。

広島らしさと生地とあんこの一体感は、生もみじ、もちもちとした生地とあんこの味わいを楽しむなら桐葉菓がよさそうです。

桐葉菓と生もみじが買えるお店

桐葉菓と生もみじは、各メーカーのお店や、広島のお土産屋さん、広島駅、百貨店等で購入ができます。
またネットでも販売されているので、気になっている方はぜひチェックしてみてください。

最後に

桐葉菓と生もみじは、どちらももちもち系の広島銘菓です。もちもち食感が好きな人は2種類を食べ比べしてみるのも楽しいですね。

桐葉菓は、広島県民である筆者にとって、子どもの頃から、ちょっと高級な和菓子というイメージでした。茶道の時や、ちょっと贅沢なお茶の時に桐葉菓があり、気分が上がったのを覚えています。あまりバラ売りされていないので、手土産などでいただく時くらいしか食べる機会がなかったのも、高級さを感じるポイントだったのかもしれません。
私は、広島県外の方へはもちろん、広島県民への手土産としても桐葉菓を買うことが多かったです。
生もみじは、2009年に販売開始されたもちもち系の広島土産の定番といえるお菓子です。それまでのもみじ饅頭は、カステラ生地が一般的でしたが、生もみじは米粉やもち粉などを使用したもちもち食感のもみじ饅頭という点が、新しいポイントでした。
カステラ生地よりももちもち系が好きな筆者にとっては、待望のもみじ饅頭でした。
もみじの形をしているので、見た目から広島らしさがあり、県外の人へのお土産として大活躍の品です。

今回は、桐葉菓と生もみじを比較してみましたが、広島には他にもさまざまな銘菓があります。
広島のお土産何にしようかなと迷っている方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
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