【独自調査】広島には赤い車が多いのか?

東京から広島に引っ越してきてから、うすうすと感じていたこと、それは「広島には赤い車が多いのではないか」ということです。

道ゆく車を見ていても、赤い車の割合が多い気がしてならないのです。

そこで今回は、本当に広島には赤い車が多いのか調査してみました。

調査概要

調査期間:2023年2月20日~3月27日

調査方法:乗用車100台あたりの赤い車の台数を算出します。
※広島県に赤い車が多いのか検証するために、東京都、北海道、宮城県、熊本県についても調査します。
※各地域にある大通りを走る車を計測し、100台あたりの赤い車の台数を数えます。
※調査結果の信頼性を高めるため、100台あたりの赤い車の台数を数える作業を10回行い、1地域あたり1000台を調査します。
※計測するのは、普通車と軽自動車で、トラックやタクシー、商用車等は計測しません。
※赤の定義のブレを最小限にするため、調査はすべて同一人物が行ないました。赤については明度を問わず含めるようにし、ピンク、オレンジ、茶色については数に含めていません。
※2色以上の色が使われている車は、最も面積が広い色で判断しました。

調査結果

広島県に特に赤い車が多いことは実証されなかった。

調査結果をまとめたものが以下の表となります。
乗用車100台あたりの赤い車の台数
10回の計測による平均値は、熊本県が最も多く、100台中4.9台が赤い車という結果となりました。
続いて、広島県が4.3台となり、宮城県が2.9台、東京都が2.6台、北海道が2.4台という結果となりました。

広島県は、北海道や東京都、宮城県よりは赤い車の割合が高いという結果になりました。
その一方で、広島県より熊本県のほうが乗用車100台あたりの赤い車の割合が多く計測され、広島が取り立てて赤い車が多いとは言えない結果となりました。

まとめと考察

今回の調査では、広島県に赤い車が特別多いことは実証されませんでした。
個人的には、広島には赤い車が圧倒的に多いのではないかと期待していただけに、今回の結果は少し残念に思います。

今回は赤い車のみ計測しましたが、他の色の車も計測すれば、地域ごとに特色が表れる可能性がありそうです。

また、今回5つの都市のみでしたが、東日本と西日本で赤い車の割合に差があったことも興味深い結果となりました。

今回の調査は、対象期間の平日に計測を行いましたが、平日と土日では、調査結果に違いが表れる可能性があります。
また、今回は5都市に限定し、各都市1000台をサンプルとして計測しましたが、対象地域とサンプル数を増やせば、より誤差の少ない計測結果が出ると思われます。

【番外編】赤について

広島に引っ越してきてから、やたら赤い色に惹かれるようになりました。
赤といってもいろいろな色があるのです。
車の赤だけでも、メーカーや車種によってさまざまな赤色がありますよね。

広島に本社を構える自動車メーカーのマツダは、長年、赤を作ることにこだわっていて、5年以上かけて「ソウルレッド」という赤色を開発したそうです。
鮮やかさと深みを兼ね備えたこの「ソウルレッド」は、多くの人に愛される大人気カラーとなりました。
マツダがそこまでして赤にこだわる理由は何なのでしょうか。とても気になってきました。

また、広島には、広島東洋カープという赤いチームカラーの球団がありますよね。
赤い色のカープグッズもたくさんあり、カープの試合がある日は、球場周辺が赤く染まります。

今回の調査では広島に特別赤い車が多いことは実証できませんでしたが、またなんだかの形で赤について取り上げてみたいと思います。