【特集】広島県が全国シェア1位の農水産物
広島県が生産量全国1位となっている農産物や漁獲量全国1位となっている水産物をまとめました。 牡蠣やレモンなどが有名ですが、実はほかにも多く生産されている柑橘類があったり、わけぎやくわいなど、地域ならではの野菜もあります。
目次
広島県が全国シェア1位の農水産物
牡蠣(かき)
広島県は、牡蠣の漁獲量が、96,816tで、全国1位となっています。全国シェアは、58.5%となっています。 ※2022年 海面漁業生産統計調査 広島湾は、潮の流れや瀬戸内海の静かな波、中国山地から流れる豊富な栄養分などにより、牡蠣の生育に適しています。 日本一の生産量を誇り、2022年 海面漁業生産統計調査では全国1の漁獲量となっています。 広島湾では400年以上前から牡蠣の養殖がおこなわれています。
レモン
広島県は、レモンの収穫量が、4,401tで、全国1位となっています。全国シェアは、25.4%となっています。 ※2021年 特産果樹生産動態等調査 温暖で降水量の少ない瀬戸内地域は、柑橘類の生産に適しており、さまざまな柑橘が生産されています。 中でもレモンは、広島県が全国1位の収穫量となっています。 レモンのみならず、レモンを使った調味料やスイーツ、加工食品等もさまざまなものがあります。
ネーブルオレンジ
広島県は、ネーブルオレンジの収穫量が、1,723tで、全国1位となっています。全国シェアは、52%となっています。 ※2021年 特産果樹生産動態等調査 ネーブルオレンジは、甘みと酸味のバランスがよく、「世界で最高の食べるオレンジ」といわれています。 温暖で降水量の少ない瀬戸内地域は、柑橘類の生産に適しており、ネーブルオレンジも多く生産されています。 ネーブルオレンジは、広島県が全国1位の収穫量となっています。
ハルミ
広島県は、ハルミの収穫量が、1,297tで、全国1位となっています。全国シェアは、25.4%となっています。 ※2021年 特産果樹生産動態等調査 ハルミは、「清見」に「ポンカン」を交配させてできた柑橘です。酸味が少なく甘みを感じられる味が特徴です。 温暖で降水量の少ない瀬戸内地域は、柑橘類の生産に適しており、ハルミは、広島県が全国1位の収穫量となっています。
わけぎ
広島県は、わけぎの出荷量が、345tで、全国1位となっています。全国シェアは、52.4%となっています。 ※2020年 地域特産野菜生産状況調査 わけぎは、ネギに似ていますが、実は違う品種です。ネギと比べると根元が少し膨らんでいるのが特徴です。 ツンとした辛みが少ないので、食べやすい野菜です。 瀬戸内海の温暖な気候と、砂質の土壌がわけぎの生育に適しており、広島県の尾道市や三原市で生産が盛んです。
慈姑(くわい)
広島県は、くわいの出荷量が、111tで、全国1位となっています。全国シェアは、57.5%となっています。 ※2020年 地域特産野菜生産状況調査 くわいは、おせち料理に使われる縁起物として用いられています。 瀬戸内地域の温暖な気候がくわいの生育に適しており、広島県福山市で生産が盛んにおこなわれています。 福山市のくわいは、高い評価を受けていて、2020年に地理的表示(GI)保護制度にも登録されています。
安政柑(あんせいかん)
広島県は、安政柑の収穫量が、88tで、全国1位となっています。全国シェアは、91.9%となっています。 ※2021年 特産果樹生産動態等調査 安政柑は、広島県で誕生した柑橘で、明るい黄色をしていて大きいのが特徴です。 酸味が少なく、すっきりとした甘みを感じられる柑橘です。
西之香(にしのかおり)
広島県は、西之香の収穫量が、41tで、全国1位となっています。全国シェアは、99.5%となっています。 ※2021年 特産果樹生産動態等調査 西之香は、「清見」に「トロビタ」オレンジを交配させてできた柑橘です。 酸味が少なく、オレンジの甘みが感じられる味わいが特徴です。
広島果研11号
広島県は、広島果研11号の収穫量が、9tで、全国1位となっています。全国シェアは、95.7%となっています。 ※2021年 特産果樹生産動態等調査 広島果研11号は、「清見」に「サザンレッド」を交配させてできた柑橘です。 酸味が少なく、オレンジの甘みが感じられる味わいが特徴です。 2005年に品種登録された新品種で、全国でもまだ9.4tしか収穫されていない柑橘です。
まとめ
今回は広島県が生産量全国1位となっている農産物や漁獲量全国1位となっている水産物を紹介しました。 気になるものがあれば、ぜひ味わってみてくださいね。