えきもほておは、広島を「寄り道しなくても面白い街」に育てたいという思いで生まれた、広島の中と外をつなぐローカルメディアです。
広島の今とこれからを図解とストーリーで紡ぎながら、広島というまちの可能性を見つめなおしています。
広島に住む人、広島を離れた人、まだ広島を知らない人。
それぞれの視点が行き交いながら、みんなが「広島」というひとつの街を一緒に見つめ、考え、ゆっくり形づくっていく。
そんな場所になれば嬉しいです。
どうして「寄り道しなくても面白い街に育てたい」と思ったのか
私は、広島で生まれ育ったあと、福岡で4年、東京で6年暮らしました。
東京は、多様性の街だと言われることが多いけれど、実際に出会えるのは、自分と似た趣味や価値観を持った人たちがほとんどでした。
イベントやお店はたくさんあるけれど、自分の興味を追いかけるだけでも忙しくて、視野を広げる余裕は、正直あまりありませんでした。
気がつくと、東京での暮らしは「深く狭い世界」になっていて、いつの間にか、自分で選んだことしか入ってこない日々になっていました。
そんなとき、ふと広島に帰ってきて思ったんです。
広島は、たとえば、ちょっと参加したイベントで、多様な人に出会える。
マンションの隣の人と、自然に挨拶をして、世間話をする余裕がある。
日常のすぐそばに、ふっと入ってくる面白さが残っている。
東京では、自分で「寄り道しよう」としなければ、新しいものに出会えなかった。
でも、広島なら、寄り道しなくても面白いものに自然と出会えるかもしれない。
そんな広島だからこそ、もっと面白い街に、もっとふっと世界が広がる街に育てていきたい。
そう思って、このサイトをはじめました。
サイト名の由来
「えきもほてお」という名前は、広島市を流れる6つの川の名前から最初の一文字を並べた言葉です。
え:猿猴川(えんこうがわ)
き:京橋川(きょうばしがわ)
も:元安川(もとやすがわ)
ほ:本川(ほんかわ)
て:天満川(てんまがわ)
お:太田川放水路(おおたがわほうすいろ)
街を流れる川のように、静かに、でも確かに、いろいろな想いが行き交う場所でありたい。
そんな気持ちを込めました。