スプーンで小いわしを捌いて刺身を作ってみた!
毎年梅雨の時期になると、広島のさまざまなスーパーに並ぶ小いわし。 実は小いわしの刺身を食べるのは、広島ならではの習慣なのです。 そのおいしさは鯛に匹敵するともいわれています。 今回はそんな小いわしをスプーンを使って簡単に捌いてみました。特別な器具や技術はいりません。 ぜひ試してみてくださいね!
小いわしとは?
小いわしとは、カタクチイワシのことです。
カタクチイワシはそのサイズや加工方法、地域によってさまざまな利用がされています。
乾燥させたカタクチイワシは、稚魚は「ちりめん」として、もう少し大きいものは「いりこ」として知られています。
※画像左:ちりめん 画像中央:いりこ 画像右:小いわし
広島県では、年間約8,000t以上の小いわしが漁獲され、広島県内漁獲量の70%程度を占めています。
そんな広島では、新鮮な小いわしが出回ることから、小いわしを刺身で食べる習慣があります。
毎年6月に小いわしの漁が解禁となり、6〜8月にかけて、広島県内のさまざまなスーパーに新鮮な小いわしが並びます。
小いわしの刺身とは?
小いわしの刺身は、新鮮なカタクチイワシを生で味わう食べ方です。
広島湾は、カタクチイワシの餌となるプランクトンが多く生息することから、身の大きな小いわしが多く漁獲されます。
そんな小いわしを新鮮なまま味わうことができる広島では、小いわしを刺身として味わう習慣があります。
小いわしの刺身は、醤油とおろし生姜で食べると絶品で、そのおいしさは魚の王様である鯛に匹敵するとも言われています。
小いわしは洗うことで、うろこやぬめり、臭みが取れます。
洗えば洗うほどおいしくなることから「鰯七度洗えば鯛の味」ということわざも存在するほどです。
小いわしの刺身の作り方
小いわしは、広島のさまざまなスーパーで売っています。
今回私が購入したのは、こちらです。小いわしは、目が透き通っているものが新鮮な証拠だそうです。スーパーには新鮮な小いわしがたくさん売られていました。
早速こちらを使って小いわしの刺身を作ってみます!小いわしをさばくのは初めてなので、うまく出来るかドキドキです。
小いわしをさばくために準備するもの
ボウルとまな板、スプーンを準備します。包丁は必要ありません。
小いわしのさばき方
洗うことでうろこが落ちます。
すると身が取り外せます。
身がはがれ、頭と内臓が残ります。
これを何回か繰り返し、小いわしのぬめりが取れるまで行ってください。洗えば洗うほどおいしくなりますよ。
小いわしの刺身の味わい方
小いわしを盛りつけたら、ぜひ醤油とすりおろした生姜で味わってみてください。
生姜があることで、小いわしの臭みが抑えられ、とてもおいしいですよ。
生姜は小いわしの刺身をおいしく味わうためにあるのではないかと錯覚するほど相性抜群です。
小いわしの刺身を作ってみた感想
魚をさばくというと難しいイメージがありましたが、小いわしは思っていたより簡単にさばけました。包丁すら使わなかったのが驚きです。
とてもおいしかったので、また近いうちにやってみようと思います。
広島ならではの小いわしのお刺身、スーパー等で小いわしを見かけたら、ぜひお刺身を作って味わってみてはいかがでしょうか。
\ こんなトートバッグをつくってみました /